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第2回 企画展「びっくりレストラン」

第2回となる企画展は、角野栄子の作品の中からごはんに焦点を当てて、「おいしいふ〜せん」「ごちそうびっくり箱」「小さなおばけシリーズ」から栄子さんのフルコースをお届けします。

概要

ギャラリーの中は「角野栄子の食」をテーマにしています。栄子さんの作品や日々の食卓を彩ってきたのはいつも“おいしいもの”でした。栄子さん曰く「作品の中で食べ物を書くのはたのしい、根っからの食いしんぼうなのだ。ただおいしく、おもしろく、珍しいものを食べたい想いがつのって、書いている。小さなおばけシリーズの主人公アッチは、コックさんなので、小さな読者がびっくりするようなものをつくりたいといつもせっせと考えている」。栄子さんの手にかかると、何気ない身近な食べ物も、不思議なびっくりごはんに変身します。

会期

2024年4月12日(金)~2024年10月28日(月)

会場

魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)2階ギャラリー

メインビジュアル (『アッチとドッチのフルーツポンチ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )より
上 (『おばけのアッチ おしろのケーキ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )原画展示予定
下左(『ピザパイくんたすけてよ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )より 
下右(『おいしいふ〜せん』(角野栄子 作・絵/N H K出版) )より

作品紹介

―「びっくりレストラン」展 ―
おいしいふ〜せん

あらかじめ分かっちゃうのはつまらない。
たとえ毎日の決まりきった食事にも、そのワクワク感を感じていたい。
物語を読む時のように。

(『おいしいふ〜せん』(角野栄子 作・絵/N H K出版) p.139まだら、まだら より引用 )

― 月夜の森のスープ ―
ごちそうびっくり箱

ナナさんはお料理が大すきな“くいしんぼやさん”。いろんな国や場所に行って、へんてこりんな人や動物と出会い、さまざまなお料理をたーくさん作ったり食べたりするよ。

(『ごちそうびっくり箱 』(角野 栄子 作・千葉 史子 絵/角川つばさ文庫) )

― びっくりパフェ・ピザパイくんたすけてよ ―
「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ」シリーズ

アッチはレストランにすんでいる食いしんぼうのおばけ、コッチはとこ屋さんにすんでいるおしゃれなおばけ、ソッチはあめ屋さんにすんでいる歌の好きなおばけ。アッチ、コッチ、ソッチのまわりでは、いつも「ドキドキ」と「ワクワク」がいっぱいです!
1979年に『スパゲッティがたべたいよう』でスタートした「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ」シリーズは、魅力的なキャラクターと自由な発想のストーリーで、子どもたちの大きな支持を集めました。親から子へと世代を超えて読み継がれています。角野先生のライフワークとして毎年新刊が発表され、幼年童話のロングセラー・シリーズとしてファンを増やし続けています。

(『アッチとドッチのフルーツポンチ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )

(『おばけのアッチ おしろのケーキ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )

(『ピザパイくんたすけてよ』(角野栄子 作・佐々木洋子 絵/ポプラ社) )

見どころ「びっくりレストラン」展の見どころは、小さなおばけシリーズの主人公アッチと一緒にアッチの世界の中に飛び込めること。不思議でおかしな物語の主人公になって楽しんでください。また、「おいしいふ〜せん」のコーナーでは、栄子さんが実際にポルトガルで食べた 「ソッパ・デ・ペドラ=石のスープ」の本物の石を展示します。今回の企画展のために、鎌倉のご自宅 を探したところ、たくさんの石のコレクションの中に大切に保管されているのを発見しました。「ごちそうびっくり箱」より「月夜の森のスープ」を題材にしたジオラマ展示もあり、物語の中の不思議なごちそうが姿を現します。

協力
N H K出版 
K A D O K A W A
ポプラ社 
(五十音順)

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